「いつか、この場所に薪ストーブを」
そう思い描きながら、7〜8年前のリフォームの時に整えられた土間空間。
土場のやわらかな色合いと、落ち着いた照明。長い年月、心の中で温めてきたその「いつか」が、ついに形になりました。

設置させていただいたのは、ベルギー生まれの名品、DOVRE 760WD。
その黒鉄のボディは、まるで最初からこの場所にあったかのように、静かに、そして美しく土間空間に収まりました。
この空間が持つやわらかさを、黒鉄が引き締め、より一層、映える空間へと昇華させています。


そして、待ちに待った火入れの瞬間。オーナー様の手によって、初めての灯がともります。


ゆっくりと立ち上がる炎。力強さの中に、やさしさと品のある揺らぎ。
これは、ベルギーの老舗薪ストーブメーカー、ドブレならではの美しさです。
いつまでも眺めていたくなる、まさに芸術品のような炎でした。



その美しい炎と心地よい温もりに、
普段は恥ずかしがり屋だという、ご自宅のねこちゃんも思わず引き寄せられてきました。
そっと近づき、不思議そうに、けれど興味深く。

薪ストーブによって、家族みんなが自然と集まり、
穏やかな時間が流れる場所が、この家にもう一つ生まれました。
長い年月を経て、暮らしの真ん中で静かに灯り始めたドブレ760WD。このストーブと共に刻まれる、温かな時間がいつまでも続きますように
